062093 ランダム
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NACHIKO HOME

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どっちが可愛い?

今回はこの禁断の質問について考えてみたいと思います。
何故禁断かというと、面と向かって「きょうだいで、どっちが可愛い?」
と聞く人もなければ、それについて答える人もいないので。

今現在(2004.4.20)マリは幼稚園年長、アンは一歳半。
なんでも自分の事が出来て、お手伝いも米とぎ、洗濯畳み等
ほとんどこなせる幼稚園児と、まだオムツも外れていなく
二文字語も満足に話せないような幼児。
この時期に「どっちが可愛い?」の問いに答えるのは
まるで「黄色と味噌ラーメン、どっちが好き?」って言ってるような
もんで、てんで話になりません。
所属部署が違うんですから。

ところで。
私はマリには厳しいです。かなり厳しい。
よそ見してご飯をこぼすと怒るし、園から帰ってすぐ制服を
着替えないと怒る、初めての事でもすぐに諦めたら
意気地がない!と叱り飛ばします。

上の子には親の欲ってもんが満載されています。
ピアノも宿題以上に頑張ったら絶対早く進める、
字も、もっと綺麗に書ける、時計だって計算だって、
今やっておけば絶対いい。もっともっともっと・・・・!
次のステップを早く見たいの一心で、出来たこと、頑張ったことを
ロクに褒めもせず、身勝手な親の心は先へ先へと急ぎます。

下の子は上の子が通った道を歩くだけなので
たいして欲もなければ期待もない。
マリのときは2歳の夏に取らなければ親失格!と外野(ジジババ)
に言われて必死になっていたのに、
アンは言葉も遅いし、オムツも遅くてもしょうがないよって
思ってしまう。
なんてったって、アンはまだちいちゃいもん。
姉妹に年の開きがある限り、
これから先、ずっとこの姿勢は変わらないでしょう。

5つ差姉妹のママ友が、これぞズバリって事を言ってました。

「上の子は何が何でも120点を目指し、下の子は70点で充分合格」

この悟りを開いたKちゃんママ、アンタはスゴイ!

公園で、
上の子が泣きながら逆上がりの練習をしているとき、
下の子は乗り捨てられた上の子の補助輪なしの自転車を、
フラフラしながら勝手にまたがって漕ごうとする。
おうちで、
上の子が宿題の漢字練習で書き順を厳しく注意されてるとき、
下の子はひらがな表を見て、我流のへたくそなひらがなを書く。
それでも、自転車を漕げたりひらがなを書けたり出来た
下の子はスゴイと褒めてもらえる。たとえ書き順が
メチャクチャでも、字がひっくり返っていようとも。

120点まで到達するには親の監視と根気が長い間必要です。
70点で合格なら、そこそこ出来たら早期終了でもかまわないのです。
これを余裕と取るか、怠慢と取るか。

「可愛いから」出来るまでずっと見守ってやりたいと思う。
「可愛いから」少しの事でも褒めたいと思う。

結局、私は、「どっちが可愛い」の問いには一生
答える事が出来ないでいたいと思います。


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